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クマ取りで若々しい目元を目指しているのに、「施術後に老けて見える」という話を聞いて不安になっていませんか。良くなるはずの治療で、かえって疲れた印象になってしまう事態は避けたいものです。
この記事では、クマ取りで老けたと感じる主な3つの原因(脂肪の取りすぎ・適応の見誤り・骨格の問題)を深掘りします。さらに、後悔しないための医師選びの基準から、年代別・術式ごとの治療法の選び方まで網羅的に解説します。
ご自身のクマのタイプとそれに適したアプローチを理解することで、治療のミスマッチを防げます。納得して施術に臨み、満足のいく結果を得るための一歩を踏み出しましょう。
クマ取りの施術後に「老けた」と感じる主な原因は、①脂肪の取りすぎ、②適応の見誤り、③骨格の問題という3つのミスマッチに集約されます。
若々しい目元を目指すはずが、かえって疲れた印象や不自然さを生むのはなぜでしょうか。
これらの原因を事前に知っておくことで、ご自身に本当に必要な治療を見極め、満足のいく結果につながります。

目の下のふくらみを取るはずが、頬がこけてやつれた印象になるのは、眼窩脂肪(がんかしぼう)を取りすぎたことが原因かもしれません。
眼窩脂肪は、眼球を外部の衝撃から守るクッションであり、目元に自然なハリと若々しい立体感を与えている重要な組織です。この脂肪を過剰に除去してしまうと、目元のふっくら感が失われ、骨格が浮き出て疲労感や”やつれ”が強調されてしまいます。
術後すぐはすっきりして満足していても、注意が必要です。 加齢によって顔全体の脂肪は自然に減少するため、数年経ってから急に目の下の凹みが目立ち始め、「やらなければよかった」と後悔につながるケースは少なくありません。
そのため、将来の加齢変化まで見越して脂肪の除去量を慎重に調整できる、医師の経験と技術が結果を大きく左右します。
ご自身のクマの原因を正しく見極めずに脂肪除去だけを行うと、皮膚が余ってシワが増えたり、たるみが悪化したりするリスクがあります。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
青クマ・茶クマが主な原因の場合
血行不良による「青クマ」や色素沈着が原因の「茶クマ」が主体の人に脱脂術を行っても、クマの色自体は改善が期待できません。むしろ、ふくらみがなくなることで皮膚の色の問題がより際立ち、影が濃く見えることがあります。
皮膚のたるみが強い場合
もともと皮膚のたるみが強い方の場合、内部の脂肪(中身)だけを取り除くと、皮膚(袋)が余ってしまい、目の下に細かなシワ(ちりめんジワ)が数多く発生する原因になります。
このようなケースでは、脂肪除去と同時に、余った皮膚を切除したり、レーザーで引き締めたりする治療の併用を検討する必要があります。
頬骨の高さや眼窩(がんか:眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ)の深さといった骨格的な特徴によって、脂肪を取り除いたことで逆に影が強調されてしまうことがあります。
これは、脂肪のふくらみがなくなることで、その下にある骨の形がダイレクトに表面に現れるためです。
例えば、もともと頬骨が高い方や、目の周りの骨がくぼんでいる方は、脂肪がなくなった部分と頬との間に新たな段差が生まれ、それが影となって現れる可能性があります。
また、人の顔はもともと完全な左右対称ではありません。脂肪で隠されていた骨格の左右差が、施術後にくっきりと浮かび上がり、かえって歪んで見えてしまうことも考えられます。
これは技術的なミスというよりも、ご自身の生まれ持った骨格に起因する現象といえます。だからこそ、術前のカウンセリングで骨格を含めた顔全体のバランスを評価してもらうことが非常に重要です。
クマには原因の異なる3つのタイプがあり、ご自身のタイプを見誤った治療は「老け見え」に直結するため、注意が必要です。
それぞれのクマの主な原因と、治療を間違えた場合のリスクを下表に整理します。
| クマの種類 | 主な原因 | 治療を間違えた場合のリスク |
|---|---|---|
| 青クマ | 血行不良(睡眠不足・冷え・疲れ) | ・脂肪除去は根本的な解決にならない ・むしろ凹みが強調され不健康な印象が強まる可能性がある |
| 茶クマ | 色素沈着(紫外線・摩擦など) | ・外科的なアプローチでは改善が見込めない ・ふくらみがなくなることで色素沈着がより目立つことも |
| 黒クマ | 眼窩脂肪の突出、皮膚のたるみによる影 | ・脂肪除去の良い適応だが、量の調整ミス(取りすぎ・取り残し)やたるみへの配慮不足が、凹みやシワといった新たな「老け見え」の原因に直結する |
臨床の現場では、これらのクマが単独で存在するケースはむしろ稀で、多くは複数の原因が絡み合った「混合クマ」です。
例えば、「加齢によるたるみ(黒クマ)に、長年のメイクによる色素沈着(茶クマ)が重なっている」といったケースが典型といえます。
一つの原因だけに囚われず、どのクマがどの程度関わっているのかを専門の医師が正確に診断し、複合的な治療計画を立てることが、満足のいく結果を得るために不可欠です。
クマ取り治療で後悔しないためには、美容外科手術も身体に侵襲(しんしゅう)が加わる医療行為であると正しく認識することが出発点です。
術後の腫れや内出血は必ず起こるものと捉え、完成形が見えるまでには3〜6カ月ほどの時間が必要なことを理解しておきましょう。直後の見た目だけで一喜一憂せず、落ち着いて経過を見守ることが大切です。
満足のいく結果を得るには、ご自身のクマの状態と、それに対する治療法の特性を深く理解し、信頼できる医師とともに入念な治療計画を立てることが欠かせません。

納得のいく結果は、医師・クリニック選びで大半が決まるといっても過言ではありません。以下の5つの基準を総合的に見て、慎重に判断しましょう。
クマ取り手術の症例経験が豊富か
公式Webサイトなどで、ご自身と近い年代やクマのタイプの症例写真が豊富に掲載されているかを確認します。単に件数が多いだけでなく、さまざまな状態に対応してきた実績があるかどうかが、技術力を見極めるヒントになります。
顔の解剖学に精通した資格を持つか
目の周りは、神経や血管が密集する極めて繊細なエリアです。日本形成外科学会が認定する「形成外科専門医」など、顔の複雑な構造を熟知している医師は、合併症のリスクを抑えた丁寧な手術が期待できます。
リスクや複数の選択肢を正直に説明してくれるか
良い治療とは、メリットだけでなく、デメリットやリスク、他の選択肢まで包み隠さず説明してくれるものです。一つの術式を強く勧めるのではなく、あなたの状態に合わせて複数の治療法を提示し、一緒に最善策を考えてくれる医師を選びましょう。
客観的な視点で集めた口コミや評判
特定のサイトやSNSの華やかな情報だけを鵜呑みにするのは危険です。複数の口コミサイトを比較し、良い評価だけでなく、万が一トラブルがあった際の対応などについても書かれていないか確認すると、そのクリニックの誠実さが見えてきます。
医師と円滑なコミュニケーションが取れるか
あなたの悩みや「こうなりたい」という理想を気兼ねなく話せ、それに対して専門家として率直な意見を返してくれるかどうかも重要です。「涙袋は絶対に残したい」「不自然な変化は避けたい」といった細かな要望を伝え、信頼関係を築ける医師を見つけることが満足度につながります。
クマ取り治療には、主に「ふくらみを取る」「凹みを埋める」「構造を再配置する」という3つのアプローチがあります。ご自身のクマの状態や皮膚のたるみ具合によって最適な方法は異なるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
| 術式 | メリット | デメリット | こんな方におすすめ |
|---|---|---|---|
| 経結膜脱脂 (けいけつまくだっし) |
・まぶたの裏側からアプローチするため、顔の表面に傷が残らない ・ダウンタイムが比較的短い |
・脂肪を取りすぎると凹みやシワの原因になる ・皮膚のたるみ自体は改善できない |
・皮膚のハリがあり、たるみが少ない20代〜30代の方 ・目の下のふくらみが主な悩みの方 |
| 脂肪注入 | ・凹んだ部分にご自身の脂肪を注入し、ハリのある自然な目元を作れる ・アレルギーなどの心配が少ない |
・脂肪の定着率に個人差があり、複数回の手術が必要な場合がある ・しこりや石灰化(脂肪が硬くなること)のリスクがある |
・目の下のふくらみと凹みが混在している方 ・より自然で若々しい仕上がりを求める方 |
| ハムラ法 | ・突出した脂肪を凹んだ部分へ移動・再配置することで、ふくらみと凹みの両方にアプローチする方法です。 ・再発のリスクが低い |
・手術の難易度が高く、医師の技術力が結果を大きく左右する ・脱脂術に比べ、手術時間が長く身体への負担も大きくなる傾向がある |
・目の下のふくらみと、その下の溝(ゴルゴラインなど)が深い方 ・たるみが進行し始めた40代以降の方 |
カウンセリングは、医師から一方的に説明を受ける場ではありません。あなたの疑問や不安を解消し、納得して治療に臨むための重要な機会です。聞き忘れがないよう、事前に質問したいことをリストアップして持参しましょう。
クマの原因や皮膚の状態は、年齢とともに変化します。長期的に満足できる結果を得るためには、年代ごとの特徴に合わせた治療法を選択することが大切です。
20代〜30代
この年代のクマは、主に遺伝的な要因による眼窩脂肪の突出(黒クマ)が原因のことが多く、皮膚にはまだ十分なハリと収縮力があります。そのため、まぶたの裏から脂肪を取り除く「経結膜脱脂」だけでも、皮膚が自然に引き締まり、すっきりとした印象になることが期待できます。ただし、将来的な加齢による脂肪減少も見据え、脂肪の取りすぎには細心の注意が必要です。
40代〜50代
脂肪の突出に加え、コラーゲンの減少による皮膚のたるみや菲薄化(ひはくか:皮膚が薄くなること)が始まります。この状態で単に脂肪を取り除くだけでは、皮膚が余ってしまい、かえって小ジワが目立つ原因になりかねません。そのため、凹んだ部分に脂肪を注入してボリュームを補ったり、突出した脂肪を移動させて目の下の溝を埋める「ハムラ法」を組み合わせたりと、目元全体の構造を整える複合的な治療が選択肢になります。
60代以降
皮膚のたるみが強くなるため、脂肪の再配置だけでは対応が難しいケースが増えます。この場合、下まつげの際で皮膚を切開し、余った皮膚も同時に切除する「表ハムラ法」などが適応になることがあります。また、この年代になると高血圧や糖尿病などの持病をお持ちの方も増えるため、手術が安全に行えるかどうかの術前評価がより重要になります。内科のかかりつけ医とも連携し、全身状態をしっかり確認した上で治療に臨むことが大切です。
クマ取りで老けた印象になるのは、脂肪の取りすぎや適応の見誤り、骨格との不一致といったミスマッチが主な原因です。
満足のいく結果を得るには、ご自身のクマの種類を正しく診断し、将来の変化まで見越した治療計画を立てることが大切といえます。 そのためには、解剖学の知識が豊富で、リスクも含めて正直に説明してくれる信頼できる医師を見つけることが不可欠です。
まずは気になるクリニックのカウンセリングへ足を運び、この記事で紹介した質問を投げかけてみましょう。 あなたの理想を丁寧に伝え、納得できる治療法を一緒に探すことが後悔しないための第一歩になります。
監修医師プロフィール
近畿大学医学部医学科 卒業
大和高田市立病院 麻酔科
奈良県立医科大学附属病院 眼科
大手美容クリニック 仙台院
大手美容クリニック 銀座院
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