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クマ取り手術を検討しつつも、「手術中に何が起きるかわからない」という未知への不安から、一歩踏み出せずにいませんか。目元という繊細な部分だからこそ、痛みや術中の感覚について心配になるのはごく自然な反応です。
この記事では、局所麻酔の痛みから手術中の意識、脂肪を処置する際の音や匂いに至るまで、手術の流れを具体的に「見える化」します。さらに、術後のダウンタイムや考えられるリスクについても詳しく解説します。
手術の全容を正しく理解することは、漠然とした恐怖を和らげる「お守り」になるといえます。事前に知識を得ることで心の準備が整い、安心してカウンセリングに臨めるようになります。
手術中に感じる恐怖の多くは、「何が起きているかわからない」という未知への不安から生まれます。特に目元という繊細な部分だからこそ、痛みや術中の感覚について心配になるのはごく自然な反応です。
しかし、手術の流れや麻酔、術中の環境を事前に「見える化」して具体的に理解しておくことで、心の準備ができます。これは精神的な安心感だけでなく、実際に手術中の血圧の安定にもつながるため、より安全な手術の実施に貢献します。
ここでは、手術中に実際に何が起こるのか、患者さんが抱きやすい疑問に一つひとつお答えしていきます。

局所麻酔の注射は、下まぶたを裏返したときに見えるピンク色の粘膜部分「結膜(けつまく)」に行います。顔の表面の皮膚に注射するわけではないため、外から見える場所に針の跡が残る心配はありません。
痛みについては、多くの方が「チクッとする程度」と感じるレベルです。その理由は、注射の前に点眼薬タイプの麻酔で結膜表面の感覚をあらかじめ鈍らせておくためです。その後、非常に細い注射針を使うため、人によっては「採血の注射よりも楽だった」と感じることもあります。
痛みをさらに軽減するため、クリニックでは以下のような工夫をしています。
なお、麻酔薬に対してアレルギーがある場合は、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)を避けるために事前の申告が不可欠です。過去に歯科治療などで気分が悪くなった経験がある方は、カウンセリングの際に必ず医師へ伝えてください。
麻酔の方法によって手術中の意識の状態は異なりますが、どちらの場合でも手術器具が直接見えることはありませんのでご安心ください。
局所麻酔のみの場合
意識ははっきりしており、医師や看護師と会話もできます。手術中は目を保護するためのシールドを装着し、顔全体に清潔な布をかけるため、手術野や器具が直接視界に入ることはありません。光を感じることはありますが、何が行われているか具体的に見える状態ではありません。
静脈麻酔を併用する場合
点滴から麻酔薬を投与し、ウトウトと眠っている間に手術が終わります。目が覚めたときにはすべての処置が完了しているため、手術中の音や感覚がどうしても怖いという方に適しています。
手術中に医師から「少し上を見てください」などと指示されることがあります。これは、目の奥にある筋肉(下斜筋など)の位置を正確に把握し、誤って傷つけないようにするためです。決して目を開けて何かを見るように言われるわけではなく、安全に手術を進めるための協力をお願いする場面とお考えください。
はい、手術中には特有の音や匂いを感じることがあります。これは、出血を抑えながら脂肪組織を安全に取り除くために「電気メス」という医療機器を使用するためです。
電気メスは、高周波の電気エネルギーを利用して組織を切開したり、血管を熱で固めて出血を止めたりする装置です。この電気メスが組織に触れる際に、以下のような感覚が生じる可能性があります。
これらの音や匂いは、手術が問題なく安全に進んでいる証拠ともいえます。出血を最小限に抑えるための重要な処置ですが、どうしても不安に感じる方は、リラックスできる音楽を流してくれるクリニックを選んだり、眠っている間に手術が終わる静脈麻酔を選択したりすることも有効です。
手術中に強い不安やパニック発作の経験がありご心配な方は、まずカウンセリングの段階でその旨を正直に医師へ伝えることが最も重要です。事前に伝えていただくことで、クリニック側も、いただいた情報をもとに、より安全に配慮した準備を進めることができます。
手術室では、常に以下のようなモニターで患者さんの全身状態を厳重に監視しています。
これらの機器で、内科的な視点からも心臓の動きや呼吸の状態に異常がないかリアルタイムで確認しています。
もし手術中に気分が悪くなったり、恐怖心が強くなったりした場合は、決して我慢せず、すぐに声に出してスタッフに伝えてください。医療スタッフは患者さんの訴えに応じてすぐに手を止め、深呼吸を促したり、優しく声をかけたりして、患者さんが落ち着くまで待機します。
多くのクリニックでは、患者さんの不安に寄り添い、緊急時にどう対応するかの手順も定められています。急な血圧の変動や呼吸状態の変化にも迅速に対応できる体制が整っているため、過度に心配する必要はありません。
クマ取り手術後の回復期間(ダウンタイム)に生じる症状やリスクは、事前にその経過を正しく理解しておくことで、漠然とした不安を大きく和らげられます。
手術は、目の下の余分な脂肪を取り除いたり、移動させたりすることで、意図的に組織へ変化を加える医療行為です。そのため、術後に腫れや内出血が起こるのは、体が傷を治そうとする正常な反応であり、回復に向かっている証拠といえます。
どのような経過をたどり、どんなリスクが考えられるのかをあらかじめ知っておくことは、心の準備となり、落ち着いて回復期間を過ごすための「お守り」になります。

クマ取り手術で失明に至る確率は極めて低いものの、ゼロではないリスクとして「球後出血(きゅうごしゅっけつ)」が挙げられます。
これは、手術部位の血管から術後に出血が起こり、その血の塊(血腫)が眼球の裏側で逃げ場を失うことで、視力に不可欠な視神経を強く圧迫してしまう状態です。
また、眼球を動かす筋肉の一つである「下斜筋(かしゃきん)」は、クマの原因となる脂肪のすぐ近くにあります。そのため、脂肪を操作する際にこの筋肉を傷つけてしまうと、物が二重に見える「複視(ふくし)」が起こる可能性も否定できません。
これらの重大な合併症を回避するためには、以下の点が重要です。
医師の技術力と知識
目の周りの細かい血管や筋肉の位置関係など、解剖学を熟知した医師による慎重な手技が、リスクの低減につながる大前提です。
術前の正確な情報提供
高血圧の方は血管への圧力が強いため出血しやすく、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用中の方は血が固まりにくくなります。ご自身の健康状態や常用薬は、ささいなことと思わず必ず医師に伝えてください。
クリニックの危機管理体制
万が一、球後出血などが起きた際に、迅速に眼圧を下げたり、血腫を取り除いたりする処置ができる体制が整っているかどうかも、クリニック選びの重要なポイントになります。
腫れや内出血は、手術で組織が受けたダメージを体が修復しようとする正常な炎症反応です。一般的に術後2〜3日目にピークを迎え、その後1〜2週間かけて少しずつ落ち着きます。
ダウンタイムの症状や期間には個人差がありますが、一般的な経過の目安は下記のとおりです。
| 時期 | 症状の目安 | 過ごし方のポイント |
|---|---|---|
| 術直後~1日目 | ・腫れと赤みが最も強く出る ・ジンジンとした熱感や痛みを感じることもある |
・処方された痛み止めや抗生剤を指示通り服用する ・清潔なタオルなどで包んだ保冷剤で目元を優しく冷やす ・頭を心臓より高くして寝ると腫れの軽減に役立つ |
| 2~3日目 | ・腫れがピークに達する ・内出血が赤紫色で目立ち始める |
・引き続き安静を心がける ・長時間のスマホや読書は避け、目を休ませる |
| 4~6日目 | ・内出血が黄色っぽく変化し、重力で少し下の方へ移動する ・大きな腫れは引き始める |
・コンシーラーを使えば、メイクで十分にカバーできるレベルになる ・血行が良くなりすぎる長風呂やサウナは控える |
| 1週間前後 | ・腫れや内出血がかなり落ち着く ・よく見ないとわからない程度になり、周囲に気づかれにくくなる |
・多くの人が通常通りの生活に戻れる ・軽い運動も可能になる(医師に確認を) |
| 2週間以降 | ・わずかなむくみ感も取れていき、ほぼ完成形に近づく | – |
飲酒や喫煙は血行に影響を与え、回復を遅らせる原因となるため、ダウンタイム中は医師の指示に従い、控えるようにしましょう。
お仕事を休む期間は、術式や個人の回復力、職種によって異なりますが、腫れが目立ちやすい術後3日間を含む「3日〜1週間」が一般的な目安です。
ご自身のライフスタイルに合わせて、無理のない計画を立てましょう。
在宅勤務・リモートワークの方
体調に問題がなければ、術後2〜3日目から再開できます。ただし、PC画面の見過ぎは目の疲れやドライアイを助長し、回復を妨げる可能性があるため、意識的に休憩を挟みましょう。
デスクワークなど、人とあまり接しない職種の方
メガネやマスクでカバーしやすいため、術後3〜5日後から復帰する方が多いです。内出血の色味が気になる場合は、1週間程度お休みをとるとより安心できます。
接客業など、人前に出る機会が多い職種の方
メイクで隠しきれない可能性も考慮し、最低でも1週間、できれば2週間程度の休みを確保すると、見た目を気にせず仕事に集中しやすくなります。結婚式などの大切な予定がある場合は、1カ月以上の余裕を持つと万全です。
最終的な日数は、カウンセリング時にご自身の仕事内容を伝え、医師とよく相談して決めるのが良いでしょう。
カウンセリングは、単に手術の説明を受ける場ではありません。ご自身の希望を正確に伝え、医師との間で「ゴールのイメージ」を共有するための最も重要なステップです。
冷静に判断し、納得のいく選択をするために、以下のリストを参考に質問を準備しておくことをお勧めします。
【診断・治療法について】
【医師・クリニックについて】
【リスク・アフターフォローについて】
【費用・その他】
その場で契約を迫るようなクリニックは避け、一度持ち帰って冷静に検討する時間を確保することが、賢明な判断につながります。
クマ取り手術に対する恐怖心は、術中の流れや感覚を事前に「見える化」することで大きく和らげられます。
電気メスの音や匂い、術後の腫れや内出血といったダウンタイムの経過も、あらかじめ知っておくことで心の準備ができます。何が起こるかわからないという漠然とした不安は、正しい知識によって具体的な備えへと変わるためです。
不安な点や疑問は一人で抱え込まず、カウンセリングで医師に正直に伝え、納得できるまで相談することが後悔しないための第一歩です。
監修医師プロフィール
近畿大学医学部医学科 卒業
大和高田市立病院 麻酔科
奈良県立医科大学附属病院 眼科
大手美容クリニック 仙台院
大手美容クリニック 銀座院
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