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目の下のクマ治療でよく聞く「裏ハムラ」と「脱脂+脂肪注入」。どちらも効果が期待できる人気の施術だからこそ、「自分にはどちらが合うのだろう?」と決めかねていませんか。
当記事では、脂肪を「移動させる」裏ハムラと、「取り除いて足す」脱脂+脂肪注入について、仕組みや費用、ダウンタイムなど5つの視点で徹底比較します。さらに、ご自身の状態に合わせて後悔しない選択をするための3つの判断基準も詳しく解説します。
読み終える頃には、ご自身のクマのタイプや理想像に合った施術がどちらなのか、はっきりと見えてくるはずです。納得して治療に臨むための、確かな知識を得ましょう。
裏ハムラと脱脂+脂肪注入は、目の下の脂肪を「移動させる」か「取り除いて足す」かという根本的な違いがあり、それぞれ得意なこと、不得意なことがあります。ご自身のクマの状態や理想の仕上がりに合わせて最適な方法を選ぶため、まずは5つの視点から両者の違いをみていきましょう。

施術の仕組みと目的は、目の下の脂肪を「移動させて再利用する」か、「取り除き、別の脂肪で補う」かという点で大きく異なります。
裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)
膨らみの原因である眼窩脂肪(がんかしぼう)を、すぐ下の凹み部分へ移動させて平らにならす方法です。まぶたの裏側(結膜)からアプローチし、脂肪組織を血流が保たれたままスライドさせるのが最大の特徴です。組織への栄養供給が途絶えないため、移動させた脂肪のボリュームが減りにくく、安定した仕上がりが期待できます。
脱脂+脂肪注入(経結膜脱脂術+脂肪注入)
2つのステップで構成される施術です。
一度採取された脂肪は、注入後に**新しい毛細血管が伸びてきて初めて「生着」**します。この生着の過程があるため、広範囲の凹みや頬全体のボリュームアップにも対応できるのが強みです。
ここでは、両者のメリット・デメリットを下表に整理します。脂肪の扱い方の違いが、そのまま利点と注意点につながっていることがわかります。
| 裏ハムラ法 | 脱脂+脂肪注入 | |
|---|---|---|
| メリット | ・血流が保たれるため脂肪のボリュームが減りにくく、結果が安定的 ・注入脂肪ではないため、しこりや石灰化のリスクが低いとされています ・移動した脂肪が壁となり、将来的な膨らみの再発を抑える効果が期待できる |
・目の下から頬、ゴルゴラインまで、広範囲の凹みを同時に改善できる ・注入脂肪に含まれる幹細胞の働きで、肌のハリや質感の改善も期待できる |
| デメリット | ・対応できる医師が限られ、施術費用が高くなる傾向がある ・広範囲の凹みや、頬全体の痩せを補うことは難しい |
・脂肪の定着率(生着率)に個人差がある(50%前後が目安) ・生着しなかった脂肪が、しこりや凹凸の原因になることがある ・脂肪を採取した部位にも、腫れや内出血といったダウンタイムが生じる |
効果の持続性と再発リスクは、裏ハムラ法がより安定的な一方、脱脂+脂肪注入は注入した脂肪の「生着率」が鍵となります。
裏ハムラ法
血流が保たれた脂肪組織を移動させるため、一度定着すればその効果は長期間にわたって持続する傾向があります。また、移動させた脂肪組織が物理的な「壁」となり、奥から押し出してくる新たな脂肪の突出を防ぐ役割も期待できるため、再発のリスクは比較的低いと考えられています。
脱脂+脂肪注入
注入後、新しい血管が作られて生着した脂肪は、長期間その場にとどまります。しかし、生着しなかった脂肪細胞は、術後1〜2カ月ほどかけて体内に吸収されていきます。この生着率には個人差があるため、完成時のボリュームが多少変化する可能性があります。また、施術自体に問題がなくても、加齢によって顔全体の組織が痩せていくと、将来的に再び凹みが気になってくることはあり得ます。
傷跡についてはどちらも顔の表面には残らず、涙袋への影響は医師の技術に大きく左右されます。
傷跡について
裏ハムラ法、経結膜脱脂術のどちらも、まぶたの裏側にある「結膜(けつまく)」という粘膜部分を小さく切開して手術を行います。皮膚の表面を切るわけではないため、抜糸の必要はなく、傷跡が外から見える心配はほとんどありません。
涙袋への影響について
涙袋の正体は、目の周りを囲む「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉のふくらみです。どちらの施術も、この筋肉よりさらに奥深くにある脂肪層を操作します。そのため、解剖を熟知した医師が正しく施術を行えば、涙袋そのものがなくなってしまうことは考えにくいです。むしろ、ふくらみに埋もれていた涙袋の輪郭がはっきりと現れ、より魅力的に見えるようになる効果が期待できます。
ご自身のクマの症状や頬の状態によって、どちらの施術がより適しているかの大まかな目安があります。下記を参考に、ご自身の状態をチェックしてみてください。
【裏ハムラ法が向いている方】
【脱脂+脂肪注入が向いている方】
施術選びで後悔しないためには、①頬のボリューム、②ライフスタイル、③肌質改善への希望という3つの基準でご自身の状態と希望を整理することが鍵となります。
裏ハムラ法と脱脂+脂肪注入はどちらも優れた治療法ですが、それぞれ得意なことが異なります。例えば、頬の痩せが強い方に裏ハムラ法を行っても、目の下の凹凸は改善できても頬との段差が残ってしまい、満足のいく結果につながりにくいのです。
特にライフスタイル、中でも喫煙習慣は、脂肪注入の成否を分ける重要な要素といえます。ニコチンが血管を収縮させて血流を悪化させることはよく知られていますが、これは注入した脂肪が新しい場所で生き抜く(生着する)ための栄養供給を妨げることに直結します。
カウンセリングの場で医師と的確な相談をするためにも、まずはご自身がどの基準を重視するのかを考えてみましょう。

ダウンタイムは、脂肪注入の有無が期間と症状の大きな分かれ目です。特に脱脂+脂肪注入では、目の下だけでなく脂肪を採取した部位にも回復期間が必要になる点を理解しておく必要があります。
腫れや内出血は、手術で組織を操作した際に起こる正常な炎症反応です。通常、術後2〜3日をピークに、体内の修復機能が働くことで1〜2週間かけて徐々に落ち着いていきます。
▼施術別のダウンタイム比較表
| 項目 | 裏ハムラ法 | 脱脂+脂肪注入 |
|---|---|---|
| 目の下の症状 | ・腫れ・内出血のピーク:術後2〜3日 ・主な症状が引く期間:1〜2週間程度 |
・腫れ・内出血のピーク:術後2〜3日 ・主な症状が引く期間:1〜2週間程度 |
| 脂肪採取部位の症状 | なし | ・筋肉痛のような痛み、内出血:1〜2週間程度 ・多くの場合、数日〜1週間の圧迫固定が必要 |
| 仕事復帰の目安 | ・デスクワーク:2〜3日後〜 ・接客業など人前に出る仕事:1週間後〜 |
・デスクワーク:2〜3日後〜 ・接客業など人前に出る仕事:1〜2週間後〜 |
| メイク | ・目の周り以外は翌日から可 ・アイメイクは1週間後から |
・目の周り以外は翌日から可 ・アイメイクは1週間後から |
| コンタクトレンズ | 1週間後から | 1週間後から |
人前に立つお仕事の場合、内出血が黄色く変化しコンシーラーで隠しやすくなる1週間後を目安に復帰を考えると、精神的な負担も少ないでしょう。
総額費用は、高度な技術を要する裏ハムラ法が高額になる傾向にあります。思わぬ追加費用を防ぐため、カウンセリング時に提示された金額に何が含まれているのか(麻酔代、検査代、薬代など)を必ず確認しましょう。
裏ハムラ法は、脂肪を血流が保たれたまま移動・固定するという、医師の繊細な技術と経験が求められる術式です。そのため、シンプルな脱脂術に比べて費用が高く設定されています。
一方、脱脂+脂肪注入も、脂肪の採取・加工・注入という複数の工程を経るため、裏ハムラ法と同程度の価格帯になるのが一般的です。
見積もりをもらったら、以下の項目が含まれているかチェックすることをおすすめします。
加えて、「万が一、修正が必要になった場合の保証制度はあるか」といったアフターフォローに関する費用まで確認しておくと、より安心して治療に臨むことができます。
手術の結果は執刀医の技術と診断力に直結するため、①医師の専門性、②提案の公平性、③リスク説明の誠実さという3つの視点で見極めることが何よりも重要です。
専門性と経験
目の下の構造を熟知している「形成外科専門医」などを選びましょう。形成外科は、体の組織の機能と見た目を正常に再建するスペシャリストです。目の下の複雑な解剖(筋肉、脂肪、血管の位置など)を熟知しているため、安全かつ美しい仕上がりを目指す上で信頼できる指標の一つといえます。公式サイトの症例写真の数や仕上がりを確認し、ご自身の美的センスと合う医師かを見極めることも大切です。
診断の正確性と提案力
「あなたの場合は絶対にこの方法です」と一つの選択肢しか提示しない、あるいは特定の施術のメリットばかりを強調する場合には、一度立ち止まって考える時間が必要です。裏ハムラと脂肪注入の両方を手がける医師であれば、あなたの状態に合わせて中立的な立場で最適な方法を提案してくれる可能性が高いでしょう。
リスクとアフターフォローの説明
良い結果だけでなく、しこり・凹凸・感染といった起こりうる合併症について、正直に説明してくれる医師を選びましょう。また、安全な手術のためには、ご自身の健康状態を正確に伝えることも不可欠です。高血圧や糖尿病などの持病、服用中の薬(特に血液をサラサラにする薬)は、手術のリスクに影響します。カウンセリングでは、些細なことでも必ず申告してください。
複数のクリニックで話を聞き、ご自身が心から信頼できると感じる医師に任せることが、後悔しないための重要なポイントです。
裏ハムラと脱脂+脂肪注入のどちらが合うかは、頬の痩せが少なく凹凸改善が目的なら裏ハムラ、頬全体のボリュームも補いたいなら脱脂+脂肪注入が目安です。
裏ハムラは結果の安定性が、脱脂+脂肪注入は広範囲への対応力が強みといえます。それぞれ効果の持続性やダウンタイム、費用も異なるため、ご自身の希望と照らし合わせることが大切です。
最終的な判断には、医師による正確な診断が欠かせません。両方の施術に精通した医師のもとでカウンセリングを受け、ご自身が心から納得できる方法を選んでくださいね。
監修医師プロフィール
近畿大学医学部医学科 卒業
大和高田市立病院 麻酔科
奈良県立医科大学附属病院 眼科
大手美容クリニック 仙台院
大手美容クリニック 銀座院
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